クラビットは細菌が原因の病気や症状に効果がありますが、症状が似ていてもクラビットが効く原因菌と異なった場合、また違う医薬品を使用しなければなりませんので正しい知識を得ておきましょう。

クラビットで撃退できる細菌たち

クラビットとは

クラビットとはレボフロキサシンを有効成分にした抗生物質で、様々な細菌による感染症を治療するために用いられる飲み薬です。抗生物質にはペニシリンやマクロライド、セフェムといった系統がありますが、クラビットは比較的に新しい部類であるニューキノロンに分類され、細菌が増殖するために必要となる酵素トポイソメラーゼを阻害することで、自己複製を妨げ殺菌的に作用します。これまでペニシリンなどの抗生物質では1日3回などの継続的な服用が必要でしたが、ニューキノロンは濃度依存という特性を持つため、1回の服用に十分量を投与すればそれだけで治療効果を発揮するという性質があります。つまり、クラビット錠100mgを1日1回、3日間継続して投与するよりも、クラビット錠500mgを1回だけ投与した方が効率が良いということになります。実際にどの程度服用するかは症状によって違うので、自己判断で飲むのではなく、医師の指導に従って使用するのが最適な方法となります。クラビットは抗菌スペクトルが広く、様々な感染症に有効であることから、抗生物質が必要な病気の多くを治療することができます。主に膀胱炎、肺炎、咽頭炎に使用されますが、他にも内・外耳炎、扁桃炎、気管支炎などにも用いられます。耐性菌の問題から一般的な症状で処方されることが少なく、あまり名前を聞くこともないので知らない人も多いですが、腸チフス、パラチフス、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジアなど、これまでの抗生物質は効き目が薄いとされていたものにも有効なため、特殊な症状に多く用いられることが多く、妊婦、妊娠している可能性のある女性、あるいは小児には禁忌とされることから普段は目にすることもあまりないようです。

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